3閣僚会合で遠隔授業など再検討へ 「共に解決方法を」

平井卓也デジタル改革相は11月4日、閣議後会見でオンライン授業などに関する現行の規制緩和について、「安全で安心な教育環境をいかに整えていくか、オンライン教育も含めた教育のデジタル化に関して(議論の)場を持ちたい」として、萩生田光一文科相、河野太郎行政改革相と近く、3閣僚会合で再び議論する意向を示した。

閣議後会見で教育のデジタル化について話す平井卓也デジタル改革相

10月2日に行われた前回の3閣僚会合では平井デジタル相が、登校を原則としている義務教育段階でも、自宅でのオンライン学習を授業時数に含めることを提言。萩生田文科相は教育の発達段階などを考慮し、「学校に来なくても全ての授業がオンラインで代替できるというのは、今の段階では考えていない」と反論したという。

平井デジタル相は「(萩生田文科相が)慎重になる理由がいくつかあると思う。そのあたりのところを解決する方法を一緒に考えていきたい」と、次の3閣僚会合に向けて意欲を示した。また河野行政改革相も4日の閣議後会見で、「オンライン教育はわが国の教育のレベルを上げる、児童生徒の教育をスムーズにするために非常に重要だと思っている」と、同様に3閣僚会合に前向きな姿勢を示した。

平井デジタル相は3日にオンラインで行われたイベント「Edvation x Summit 2020 Online」(教育イノベーション協議会主催)に登壇し、学校のデジタル化を推進したり、起業家や動画クリエーターとして活躍したりしている小中高生と意見交換。

4日の閣議後会見で「教科書のデジタル化、もしくはデジタルを使っての教育ということが、彼らの潜在能力を解放する一面は間違いなくあるな、と確信した」と振り返った。

また、同イベントでデジタル端末を使いこなすのが苦手な生徒に配慮し、登校とオンライン学習を柔軟に組み合わせることを提案した高校生の事例などを踏まえ、「(デジタル化を推進する上で)格差を作らない、人と人とのつながりを作らなければいけないと彼ら自身が分かっていることは、非常にすごいなと思った」と話した。

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