国際化に伴う対応として、文化庁はこのほど、日本で生活する外国人向けの日本語学習サイトの使い方をまとめたガイドブックなどを公表した。同庁では日本語教室がない市区町村(空白地域)でのサイトの活用を促すため、オンラインによる説明会も開催する。
同庁によると、今年6月時点での在留外国人は約288万人に上っており、空白地域に暮らす外国人に、生活に必要な日本語教育の機会を提供することを目的に、日本語学習サイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」を開発。買い物の仕方や簡単なコミュニケーションなど、日本語の習得レベルに応じた学習コンテンツを6月から公開している。
サイトは現在、日本語以外に、英語、中国語(簡体字)、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語に対応。今年度中にインドネシア語、タガログ語、ネパール語、カンボジア語も含める。
今回作成されたのは同サイトの活用促進のためのパンフレット、使い方ガイドブック、広報用動画で、パンフレットと動画はサイトと同じ6言語に対応し、サイトの使い方などを分かりやすくまとめている。パンフレットなどは同サイトからダウンロードできる。
また、同庁ではサイトの活用説明会を11月27日と12月8日にオンラインで開催する。