テキストプログラミングの意義 松田前原小前校長が講演

本紙「オピニオン」執筆者で、MAZDA Incredible Lab CEOの松田孝氏による講演会が、このほど開催された。松田氏はプログラミング専用パソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」によるプログラミング教育の実践を紹介しながら、小学校からテキスト入力によるプログラミングに親しむメリットを説明した。

イチゴジャムで簡単に作れるゲームについて紹介する開発者の福野氏(Zoomで取材)

松田氏は、小学校の現場では、コロナ禍での休校による授業の遅れを取り戻そうとするあまり、プログラミング教育の優先順位が低くなってしまっていると指摘し、「子供たちが生きる未来はSociety5.0時代。そこでは、フィジカル空間に加えてサイバー空間が混然一体となり、コンピューターが必要不可欠になる。『コンピューターとお話しできる力』が重要で、プログラミング言語を学ぶことは、外国語を学ぶことと同じように必須のリテラシーになる」と説明した。

その上で、コードをテキスト入力するのが基本のイチゴジャムの利点を紹介。「イチゴジャムに触れた当初は『小学生にはテキスト入力は難しい』というのが正直な印象だった。しかし、実際にやらせてみると、その心配が大人の思い込みだと分かった。最初は子供たちもキーボードでのテキスト入力に苦労するが、友達同士で試行錯誤していくアクティブ・ラーニングが実現する」と強調した。

また、GIGAスクール構想で導入される学習者用コンピューターの仕様では、キーボードが必須となっていることや、中学校以降の情報教育との接続を考えた上でも、小学校段階からテキスト入力によるプログラミング教育を行う必要性は高いと述べた。

同講演会には他にも、ワークブックの監修を行ったイチゴジャム開発者の福野泰介jig.jp代表取締役社長も登壇し、イチゴジャムによるゲーム作りを実演した。

同講演会は、小学校のプログラミング教育必修化に対応したテキストプログラミングのワークブック『くもんのプログラミングワーク ①はじめる! IchigoJam』『くもんのプログラミングワーク ②チャレンジ!IchigoJam』発売を記念して、くもん出版が記者向けに開催した。

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