VRでネーティブと英会話 TGGが国内初のサービス提供

日本にいながら海外で英語を話す疑似体験ができる施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」は11月16日、仮想現実(VR)でネーティブスピーカーと英語でコミュニケーションができる体験型英語学習サービス「VIRTUAL GLOBAL GATEWAY(VGG)」を開始すると発表した。同社によると、体験型英語サービスをVRで提供するのは国内で初めて。

VRで再現されたカフェで食事を注文するプログラム(TGG提供)

2018年9月に東京都江東区にオープンしたTGGは、都内からだけでなく修学旅行などでの訪問も含め、多くの学校に利用されてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、TGGに直接訪れることが困難になったり、海外留学が難しくなったりしている状況を踏まえ、今年2月からVRによるプログラム提供を模索。アイルランドのImmersive VR Education社が提供する教育用VRプラットフォーム「ENGAGE」を活用したVGGを開発した。

VGGでは、プレーヤーがアバターとなって、TGGを再現したVR空間でさまざまなプログラムを体験する。TGGと同様に、ヘッドマウントディスプレーを装着したネーティブスピーカーがシチュエーションに応じて英語で語り掛け、それに対してプレーヤーが英語で応じるなど、VRながらリアルタイムでの自然なやり取りができる。パソコンやスマホなどの端末からでも接続ができるため、学校や自宅のICT環境でも利用しやすい。

講師によるVGGのデモンストレーション

11月30日からはTGGの施設内を再現したVRの操作体験やカフェ、飛行機の機内、食料品店での会話が体験できるプログラムの提供を開始し、今後は海外の学校の授業や宇宙空間などを再現したオリジナルのプログラムも展開する予定。

記者会見でTGGの土坂恭司代表取締役社長・CEOは「私たちが目指しているのは英語でコミュニケーションしようという意欲や、伝わる喜びを体験できるようにすることだ。TGGで自然に英語を話す、話さなければいけない施設を目指していたが、オンライン上ではVRを使ってそれが可能になった。リアルではできない宇宙空間や海の中、さまざまな時代の国などを提供できる。一方で、VGGはリアルで体験するTGGに置き換わるものだとは考えていない。『VRならでは』『リアルならでは』を両立させながら、TGG、VGGを両輪として発展させていきたい」と語った。

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