GIGAスクールとクリエーティブ SOZO.Ed座談会

「ICT」「Creative」「Education」をキーワードに結成された、「SOZO.Ed(ソウゾウエド)」のメンバーの教員らによる、GIGAスクール時代のテクノロジー活用についての座談会が、「未来の先生フォーラム」2日目の11月23日に行われた。

品田教諭は「教員が我慢して使わせることが必要」と指摘

都立石神井特別支援学校の海老沢穣教諭、新渡戸文化学園の山内佑輔教諭、聖徳学園中学・高等学校の品田健教諭、東京都小金井市立前原小学校の蓑手章吾教諭、新宿区立富久小学校の岩本紅葉教諭が登壇。「クリエイティブって何だろう!?」をテーマに、小中高、特別支援のさまざまな実践と視点を語り合った。

まず品田教諭が、ICTを活用した実践において大切なこととして、「アプリなどの使用をなるべく制限しないことが重要」と指摘。「最終的なアウトプットだけを指示して生徒に任せた方が、クリエーティブなものができる」と経験をもとに話した。

山内教諭は、1人1台環境になった時に教員のマインドセットの転換が必要だと強調。例えば、タブレット端末に夢中になっている生徒がいると、「余計なことをやっているのでは?」と不安を感じる教員が多いと指摘し、「そういう生徒も、よく観察するとクリエーティブなことをやっていたりする。そこで止めてしまったり、制限してしまったりするのではなく、寛容に待ち受ける教員側の姿勢が必要」と語った。

海老沢教諭は「もっと大人もテクノロジーの面白さを体感するべき。大人がそれを知らないから、先回りして規制しようとする。子供をどう信頼して、委ねられるかが鍵になる」と呼び掛けた。

「テクノロジーでワクワク感を伝えるのが大事」と岩本教諭

また、GIGAスクール時代に向けて、保護者や周囲の教員にICT活用の理解を広げる必要があるとして、岩本教諭は「テクノロジーを使いこなせるようになると、『こういう面白さがあるよ、ワクワク感があるよ』ということを、目で見て分かるように伝えていくことが大事」とアドバイス。保護者向けの参観日や教員研修などでそうした授業を積極的に行うことで、テクノロジー活用の可能性を提示できるとした。

また、今年の運動会でのダンス指導ではYouTubeを見て練習させてみたという蓑手教諭は「例年よりもレベルの高いものが披露され、驚いた」と振り返り、「動画ならば、分からなかったら何度も見られる。ダンスが苦手な子も、自分のペースでできていた。これまでの指導があまりにも不自由で、こうしたやり方が今後はスタンダードになっていくのだろう」と考えを述べた。

次のニュースを読む >

関連
関連記事