いじめ調査の回答改ざん 仙台市が小学校講師を懲戒免職

仙台市教委は12月7日、市立小中学校の児童生徒を対象に実施していた、いじめの実態把握調査の回答を改ざんしていたとして、同市泉区にある市立七北田(ななきた)小学校で臨時的任用職員をしていた男性講師を、同日付で懲戒免職にしたと発表した。講師は、担任をしていたクラスの児童33人のうち、22人分の回答を書き換えていた。

事態を重く見た市教委は、警察などとも相談し、有印紙文書偽造などの容疑で刑事告発することも視野に入れている。

同市教委によると、今年11月に実施した実態把握調査で、講師は担任しているクラスの児童2人が、いじめられたことが「ある」と回答していたのを「ない」と改ざん。同様に「いじめられたことを自分のクラスの担任に話した」という記述を消したほか、「学校でいじめが起きたとき、きちんと対応しているか」という質問への回答も「あまり思わない」を「思う」などへ書き換えていた。

児童が実際に回答した調査のコピーを保護者が控えており、調査結果と内容が異なることを指摘。その後、さらに20人の児童についても、学校のいじめに関する取り組みについての質問で、回答を上位の評価に変えていたことが明るみになった。

同市教委の調べに講師は、市内の別の小学校にいた2016年度、18年度、19年度の実態把握調査でも改ざんを行っていたとしており、「次の任用につなげるため、いじめ件数が少ない方が、自分の評価が高まると思った」と話しているという。講師は、病気休暇となった教員の代替となる臨時的任用職員として、9月16日からこのクラスの担任を受け持っていた。任用期間は12月15日までの3カ月間の予定だった。


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