案を賛成多数で可決した。土地と建物を府に無償譲渡し、教員についても府立高校の教員と同一の勤務条件となる見通し。21日の府議会で関連条例案が可決されれば、正式に決定する。
今回改正された大阪市立学校設置条例によって、昨年度に開校した水都国際高校や、中高一貫校の咲くやこの花中学校・高校、22年度に扇町総合高校、南高校、西高校の3校を統合して誕生する予定の桜和高校なども含め、21校が移管される。
また、枚方市に校舎のある大阪市立高校は、大阪府立いちりつ高校に校名を変更する。
府への財産譲渡に関しては、市教委と府教委で協議の場を設け、譲渡された財産の処分方針や収益の活用方針について、具体的な内容を市議会に報告することを求めた附帯決議が採択された。
教員の身分については今後、詳細を府教委と協議した上で、勤務条件や人事異動などを大阪府の基準に合わせることが想定されている。