木村泰子さんが教師に送るメッセージ 毎週月曜朝に配信

「月曜日の朝がしんどい」。そんな教師の気持ちに寄り添おうと、映画『みんなの学校』の舞台となった大阪市立大空小学校の初代校長・木村泰子氏が12月14日から、教師に向けてメッセージ動画を発信する新たな試みを始めた。NPO法人「共育の杜」が運営するオンラインサロンで、毎週月曜の朝などに定期的に配信される。

教師に向けてメッセージを送る木村氏(共育の杜提供)

14日に配信された第1回の動画では、大空小で若手教師とのふとした雑談から、「先輩の定義とは何か」について考えたエピソードを紹介。「仕事ができるとか経験が豊富とか、そんなのは全部関係なし。(先輩とは)人よりもどれだけ失敗して、その失敗をやり直してきたか」という結論にたどり着いたと語り、日々、子供たちと向き合う中で、さまざまな不安や悩みを抱えがちな教師たちの背中を押した。

動画のコンセプトについては「みんなは、聞いてくれて『頑張らなあかんな』なんて全然思わんでええから。でもね、何となく心地よくなったかな。暑いときにエアコンから涼しい風が来たら、ほっとするじゃないですか。寒いときにエアコンから暖かい風が来たら、温かくなったと思うでしょう。私は皆さんにとってエアコンの風になれたら、こんなうれしいことはない」と語り、最後には「行ってらっしゃい」と温かな笑顔で視聴者を送り出した。

動画を視聴するには「共育の杜オンラインサロン『エンパワメント』」への登録が必要。

共育の杜の藤川伸治理事長は「第1回のメッセージを聞いて、3月末で退職しようと考えていた先生から『もう一度やってみようと思った』という反響も受け取っている。月曜日がつらい先生にぜひ見てほしい。少しでも楽になってもらえれば」と期待を寄せる。

教育新聞では来年1月10日に木村さんと、『ケーキの切れない非行少年たち』がベストセラーになった児童精神科医の宮口幸治立命館大学教授によるオンライン対談の公開収録を行う。

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