大学進学率が過去最高54.4% 専門学校など合わせ8割に

今年度の大学への進学率が54.4%となり、過去最高になったことが、文科省が12月25日に公表した学校基本調査(確定値)の結果で明らかになった。短大・専門学校なども含む高等教育機関への進学率は83.5%で、同じく過去最高だった。一方、大学の学部卒業者の大学院などへの進学率は10年連続で低下し、11.3%となった。

図1:高等教育機関への進学率(文科省「令和2年度学校基本調査(確定値)の公表について」より)

高等教育機関の種類別に高校生の進学率=図1=を見ると▽大学(学部) 54.4%(前年比0.7ポイント増)▽短大(本科) 4.2%(同0.2ポイント減)▽専門学校 24.0%(同0.2ポイント増)。大学と専門学校は過去最高となったが、短大は緩やかな減少傾向が続いている。

また大学(学部)卒業者の進路状況は、就職者が77.7%と最も高く、ついで大学院や他の大学などへの進学者(11.3%)、臨床研修医(1.7%)となっている。

高等教育機関への進学率が8割を超えたことについて、文科省の担当者は「80%以上というのは大きな数字。経済的な理由で進学をあきらめることがないよう、修学支援新制度により支援を行っているが、コロナ禍でも一定の効果を上げたのではないか」と話した。

図2:学校種別にみた学校数、在学者数、教員数、女性比率(文科省「令和2年度学校基本調査(確定値)」より)

学校基本調査の速報値は今年8月に公表されており、今回はエラー値などを修正した上で、確定値として一部の数値を更新した=図2=。

同調査は学校教育行政に必要な基本的事項を明らかにすることを目的に、1948年度以来、毎年実施。幼稚園、認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短大、高等専門学校、専修学校、各種学校、市町村教育委員会を対象に、学校数や在学者数、教員数などを5月1日時点の数値で集計している。

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