【緊急事態宣言】福岡県が方針 熊本も独自、宮崎は再開

新型コロナウイルスの感染拡大により、再発令された緊急事態宣言の対象地域に新たに指定された福岡県では1月13日夜、県教委が県立学校や県内の市町村教委に対応方針を通知した。また、同日に熊本県が独自の緊急事態宣言を出したほか、県立学校の休校を続けている宮崎県は1月18日から県立学校を再開する。


新型コロナウイルスに関連した九州3県の対応状況
福岡県

福岡県教委が1月13日に県立学校などに通知した、新型コロナウイルス感染防止に関する留意事項によると、学校は休校とせず、3密を回避する工夫やマスクの着用、児童生徒の健康観察などを徹底。分散登校や時差通学は実施しない。

授業におけるグループ活動やペアワークは、感染防止対策を十分講じた上で実施することとした一方、体育の近距離で組み合ったり接触したりする運動や生徒が密集する運動、音楽における室内での近距離での合唱や管楽器演奏、家庭科の調理実習については実施しないこととした。

緊急事態宣言中の修学旅行は実施を控え、延期や代替案を検討することとし、運動会や文化祭、式典など、宿泊や集団での長距離・長時間移動を伴わない学校行事は、県内の感染状況を慎重に見極めて、実施の可否を判断するよう求めた。

部活動については、「給水用のボトルやタオルの共用はしない」「部活動終了後に生徒同士で食事することを控えるよう指導する」「打ち合わせやミーティングはオンラインなどを活用する」などの感染防止対策を講じた上で、平日は2時間程度、休日3時間程度を順守し、中央競技団体が示す感染症拡大予防ガイドラインに基づいた活動とする。

生徒同士が組み合う活動や身体接触を伴う活動、大きな発声や激しい呼気を伴う活動は制限することを検討する。また、公式大会への参加を除き、他校との交流や県外での活動などは自粛する。

県立高校の入試は予定通り実施する方針。

福岡市は臨時休校や分散登校、時差通学などは実施しない方針。感染への不安から登校できない児童生徒については、1人1台端末を活用したオンライン授業を提供し、出席扱いとする。

教育活動では、音楽の合唱や演奏、家庭科の調理実習など、対面や近距離による感染リスクが伴うものは実施せず、学習参観や懇談会も中止する。入学説明会は延期または中止、資料の配布のみとするなどの検討を行う。修学旅行については延期の方向で検討している。

部活動は朝練習はなし、活動は平日2時間以内、土日3時間以内とする。中体連などによる公式大会を除き、他校との試合は自粛する。

また、緊急事態宣言期間中、事前登録している団体が学校の校庭や体育館などを使用できる学校施設開放事業は中止する。

北九州市も休校や分散登校などは実施せず、飛沫(ひまつ)感染や密集のリスクを伴う活動は行わない。

部活動については、個人または少人数で、なるべく屋外で実施することとし、他校との合同練習などは中止とする。大会については、中体連などが主催するものを除き、参加を認めない。

熊本県

1月13日に県として独自に緊急事態宣言を出した熊本県も、休校は行わない。地域の感染状況や公共交通機関の状況を踏まえ、各学校が県教委と事前協議した上で、分散登校や時間短縮などを実施できるとした。

教育活動では、対面や近距離になるものは控えるなど、感染症対策を徹底した上でもなお感染リスクが高いものは行わない。

学校行事は、地域の感染状況を踏まえ実施の可否を慎重に判断することとし、特に校外で行うものについては、中止や延期を含めて実施の可否を判断するよう求めた。2月7日までの緊急事態宣言の期間中、修学旅行を予定している県立学校はない。

部活動は組合や身体接触、発声、激しい呼気などが生じるものは控えるなど、感染防止を徹底した上で実施する。他校との試合などは禁止とする一方で、公式大会については、感染状況を踏まえて慎重に判断することとした。

県立高校の入試は予定通り行う方針。

これを受け熊本市は、1月13日に県教委のホームページに保護者向けに方針を発表し、近距離で行う合唱や管楽器の演奏、調理実習、密集する運動などは一時中止するものの、感染防止対策を講じた上で、学校は休校にしないとした。また、登校に不安を感じた場合は、登校を控えても欠席扱いとせず、タブレット端末を用いた学習サポート体制を各学校で用意するとした。

修学旅行や学校行事については、延期も含めて各学校で判断する。

市立高校の入試は予定通り実施する。

宮崎県

県内の警報レベルがレベル2(特別警報)からレベル3(感染拡大緊急警報)へ引き上げられたことに伴い、1月17日まで全ての県立学校を臨時休校としていた宮崎県は1月14日、1月18日以降は学校を再開する方針を発表した。一方で、ここ2~3日の地域の感染状況を踏まえ、感染が急増しているような場合は学校ごとに分散登校などを検討するとしている。

学校行事や修学旅行については、リスクの高い活動は避けることを原則とし、各学校で実施の可否を判断する。

部活動については、1月22日まで中止とし、他校との練習試合なども認めない。

県立高校の入試は予定通り実施する。

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