コロナ禍で異例ずくめの共通テスト 16日から開始

大学入試センター試験に代わり今年度から初めて実施される大学入学共通テストが1月16日と17日、全国681会場で始まる。新型コロナウイルス感染拡大により11都府県に緊急事態宣言が発令された中、53万人超の受験生は感染防止策を徹底しながら挑む、異例ずくめの試験となる。

閣議後会見で共通テストに向けてコメントする萩生田文科相

萩生田光一文科相は15日の閣議後会見で、感染者や濃厚接触者になった場合は追試験を申請できることを、改めて強調。「自宅待機を要請されているなど、診断書の提出ができない場合でも、追試験の受験申請はできる。試験当日に体調に不安が生じた場合は、くれぐれも無理をしないようにお願いをしたい」と呼び掛けた。

本試験は16日に地理歴史・公民、国語、外国語、17日に理科2科目と数学2科目が実施される。一斉休校による学習の遅れがある現役生を対象に、30・31日に第2日程を設ける。体調不良などで第1日程を受けられなかった受験生は、第2日程で追試験を受ける。さらに第2日程を受験生が受けられなかった場合は、2月13・14日の特例追試験を受験できる。

大学入試センターの発表によると、今年度の志願者数は53万5245人で、前年度のセンター試験から2万2454人減少した。内訳は、▽現役生 44万9795人(前年度比2440人減)▽既卒者 8万1007人(同1万9369人減)▽高卒認定など4443人(同645人減)――で、現役志願率は44.3%だった。

共通テストを利用する大学や短期大学は前年度より8校多い866校で、過去最多となった。

試験会場での感染防止策を巡っては、昼食時以外はマスクの着用が求められ、英字が印刷されたマスクや、フェイスシールドのみの着用は認められない。試験当日や試験場に到着してから体調に異変があった場合でも、追試験の申請ができる。

また保健所から濃厚接触者と特定された受験生は、受験当日に無症状であることや、自治体によるPCR検査などの結果が陰性であることを条件に、別室で受験できる。PCR検査を受けていない場合や、検査結果が判明していない場合は受験できないため、追試験の申請が必要となる。

試験当日に濃厚接触者かどうかを確認中の受験生は、無症状であることを確認の上で、通常通り受験できる。症状がある場合や、無症状であっても希望する場合は、追試験の申請も可能。また、自宅療養を指示されたなどで、医師の診断書を入手できない受験生も追試験を申請できる。希望者は事前に「問合せ大学」に電話連絡した上で、FAXやメールで書面を提出する。

気象庁が15日午後に発表した予報によると、16日は北日本から西日本の日本海側で天気が崩れる見込みで、北海道や長野では積雪が予想される。17日は、北日本から西日本の日本海側で引き続き雪や雨の予報。東日本から西日本の太平洋側では両日ともに、高気圧に覆われ晴れや曇りのところが多く、気温も上昇する見込み。

同センターは平均点の中間発表を第1日程は1月20日、第2日程は2月3日、最終発表を2月18日に行う予定。得点調整については、第1日程は1月22日、第2日程は2月4日に発表する方針。なお、第1日程と第2日程の試験の間では、得点の調整はしない。

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