大学個別入試で変更続々 コロナ感染拡大で、文科省公表

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大学入試の個別試験で、募集要項の公表後に選抜方法などを急きょ見直す動きが出ていることについて、文科省は1月20日、各大学から15日時点で報告された変更内容をまとめ、公表した。それによると多くの大学で学部により、感染対策として対面での面接をオンラインに切り替えたり、試験会場での「密」を避けるため会場を追加・変更したりといった対策が進められている。

各大学の個別試験における主な変更内容

対面を予定していた面接をオンラインに切り替えるとしているのは、北海道大学、山形大学、神奈川県立保健福祉大学、国際基督教大学(東京都)など。

とりわけ緊急事態宣言が再発令された地域では、東京外国語大学で試験時間の短縮・繰り下げ、東京藝術大学で副科の実技試験中止、九州工業大学で一部試験の事前提出課題への変更などの対策が取られているほか、東京農工大学では掲示板での合格発表を取りやめウェブサイトのみとする。

金沢医科大学は東京での試験会場を追加するほか、京都医療科学大学では大阪試験会場を近隣のより広い会場に変更する。一方、流通経済大学(茨城県)、富士大学(岩手県)などでは、東京の試験会場を設けないこととする。

また広島市立大学、国際基督教大学、成城大学(東京都)、日本女子体育大学(東京都)などでは、新型コロナウイルスに感染して受験できない場合に備え、追試の設定など受験機会の確保も進められている。静岡県立大学の一部学部では、出願書類・大学入学共通テストの成績で総合的に審査するとしている。

また和歌山県立医科大学は従来、新型コロナウイルスの濃厚接触者は受験できないとしていたが、初期スクリーニング結果が陰性で試験当日も無症状などの条件を満たせば、別室での受験を認める。今月16・17日に第1日程が行われた大学入学共通テストでも、条件付きで別室受験を認めていた。

萩生田光一文科相は今月5日、首都圏への緊急事態宣言再発令に先立ち、大学入試については感染対策の徹底や受験機会の確保を行った上で、各大学で工夫して実施するよう要請。また15日の閣議後会見では、入試の内容を変更する場合は早めに周知するなどの配慮を求めていた。

文科省が取りまとめた各大学の情報はウェブサイトで確認できる。文科省は「各大学のホームページで最新の入試情報を必ず確認してほしい」としている。

次のニュースを読む >

関連