浜名湖のうなぎで大胆創作料理 地元高校生が動画で提案

名産であるうなぎを活用したユニークな一品料理を、高校生が提案――。静岡県の浜名湖周辺のうなぎ養殖業者などからなる「浜名湖養魚漁業協同組合」の青年部である「青鰻会」はこのほど、若者のうなぎ離れを食い止める活動として、地元の高校と連携し、うなぎを使ったオリジナル料理のレシピ動画を投稿するオンラインイベント「うな重高校創作料理コンテスト」を開始した。

高校生が考えた「うなぎクレープ」(YouTubeに公開された動画から撮影)

青鰻会では昨年から、静岡県立浜松湖南高校と連携し、放送部の生徒がうなぎの養殖現場をリポートしたり、うなぎ文化を紹介したりする動画をYouTubeに配信する「高校生うなぎニュース」をスタート。うなぎ離れが指摘される若い世代をターゲットに、うなぎの魅力を伝える活動を展開している。

創作料理コンテストはその第2弾として位置付けられ、地元である静岡県立浜北西高校、同浜松湖南高校、同浜松江之島高校、同天竜高校、同焼津水産高校、中野学園オイスカ高校が名乗りを挙げた。

各校の生徒は青鰻会から無償提供されたうなぎの白焼きやかば焼き、うなぎの骨を揚げたスナック菓子「うなぎボーン」を使って、学校の調理実習として創作料理のレシピを考えた。調理の様子を動画で撮影したものをYouTubeに投稿し、一般視聴者も含む投票を行っている。

創作料理は20種類以上がエントリーされ、浜松のもう一つの名物とコラボレーションした「浜松うなぎ餃子」といったおかずから、生地とクリームにうなぎボーンを練りこんだミルフィーユ(浜北西高校)といったスイーツまで、高校生の自由な発想を生かした料理が並ぶ。

エントリー作品への投票は1月25日まで受け付けており、青鰻会ホームページから、各校が趣向を凝らした料理動画を見ることができる。

青鰻会会長の古橋知樹さんは「コロナ禍でイベントの中止が相次ぐ中で、少しでも高校生に地元の名産を使って思い出を作ってもらえたらという思いで企画した。名産と言っても、若い世代が高級食材であるうなぎを調理する機会はほとんどなく、これを機に地元のうなぎに親しんでくれたらうれしい。料理の中にはうなぎを細かく切ったものも多くあり、うなぎを割いた際に失敗したり、焼いて反ってしまったりしたうなぎを再利用できる、フードロスの観点も生かされたメニューも目についた」と話している。


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