オンライン授業の動画を解析 AIで教育の質を改善

超教育協会はこのほど、「マルチモーダルAIで読み解く、オンライン教育の秘訣」をテーマに、オンラインセミナーを開いた。表情や発言など、AIでオンライン動画のさまざまなデータを解析するサービスを展開する「I’m beside you」の神谷渉三代表が講演し、そうした解析技術が教育にもたらすメリットを説明した。

オンライン授業の動画をAIで解析するサービスについて説明する神谷代表

コロナ禍を契機にオンラインでのコミュニケーションが増えると考えた神谷代表は、昨年6月に同社を設立。ビデオ会議システムを使ったやり取りに関する膨大な動画データから、表情や会話、キーワードなどを解析できるサービスを開始し、オンライン家庭教師サービスを展開する企業などで採用されている。

実際に採用しているオンライン家庭教師サービスの企業では、個別の教師と生徒がどのような会話をしているかや、表情の変化、問題のある発言といった注意が必要な場面などの解析を行い、1日の膨大な動画データの中から特徴的な部分を抽出できるようにしている。

これらのデータを生かして、教師の授業を改善したり、生徒の行動の傾向などから、解約しそうになる前に早めに手を打ったりなどの活用が行われている。また、楽しい授業をする教師や、会話を引き出すのが上手な教師など、教師の特性をカテゴライズし、生徒とのマッチングもできるという。

神谷代表は「経営者にとってブラックボックス化、属人化していた部分を、AIで客観的に評価できる。教師にとっても、客観的なフィードバックを得られるので、それを基に褒めることでモチベーションが上がる」と指導改善でのメリットを強調した。

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