神戸市教員いじめで再発防止策 「どこの学校にもリスク」

神戸市立の小学校で20代の教員が、激辛カレーを無理やり食べさせるなど深刻なハラスメント行為を同僚の教員から受けていた問題で、神戸市教委は1月27日、専門家らによる再発防止検討委員会の報告書を公表した。この問題は特殊なものではなく、「どこの学校にも同様のリスクがあるように思われる」と警鐘を鳴らしている。

報告書では、加害教員が暴力や暴言を繰り返した背景について、さまざまな要因で道徳規範との調整の不活性化が起きていたとし、閉鎖的な教員組織・文化によって、ハラスメントに対する感度が低くなっていたことに加え、子供や一般社会から見て、自分たちがどう思われるかという意識も欠けていたと指摘。管理職のマネジメント力の不足や、教育委員会による支援不足なども問題点に挙げた。

その上で、再発防止策として、教員に対するハラスメントやコンプライアンスに関する研修を充実させることと、問題を一人で抱え込む前に援助を求め、周りも手助けしやすくするような教員文化と職場風土の醸成に向けた取り組みを求めた。

また、ハラスメント行為を早期発見・対応するための相談窓口の改善や、定期的なアンケートの実施、スクールカウンセラーの活用なども提言。学校の働き方改革によるゆとりある教育活動が、教員の意識改革につながるとした。

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