卒業式などのシーズン控え 大学に感染対策の徹底を通知

新型コロナウイルスの感染拡大で11都府県に緊急事態宣言が出される中、文科省は1月29日、全国の大学や高等専門学校などに、感染拡大の防止対策の徹底を求める通知を出した。学生の健康状態の把握に加え、卒業式などのシーズンを控え、式典を実施する場合は十分な感染対策を取るよう注意を促している。

依然として全国的に感染者数が高い水準で推移していることに加え、有識者による感染症対策分科会の提言で、「比較的若い年齢層では、感染しても症状が軽い又は無いことも多く、気が付かずに家庭や高齢者施設にも感染を広げ、重症者や死亡者が増加する主な要因の1つとなっている」と指摘されたことを踏まえ、全国の大学や高等専門学校に改めて感染防止対策の徹底を促すために、同通知は出された。

学生の健康状態の把握について、まず学生自身が健康管理に十分注意するよう周知し、体調がすぐれない場合は通学しないよう求めるなど、意識啓発を図るよう促している。この中では、若年層は無症状や軽症が多いとされるものの重症化や死亡例もあることなど、若年層にも健康リスクがあることを正確に伝えてほしいとしている。

また、運動部の学生が生活する学生寮での感染事例が発生していることから、改めて学生寮や寄宿舎など密になる環境が生まれやすい場所での感染対策に注意することに加え、学生の感染拡大のリスクが高まる「5つの場面」(飲酒を伴う懇親会など、大人数や長時間におよぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活、居場所の切り替わり)を避けるのを、学生に周知徹底してほしいとしている。

さらにこれから卒業式などのシーズンを迎えることから、「式典が学生にとってかけがえのない行事であることを十分踏まえながら、実施時期の地域の感染状況等を見極めつつ、実施について判断することが必要」として、十分検討した上で実施する場合は、会場で十分な換気をすることや、1つの会場の参加人数を抑えるなど感染対策を考えて、工夫して開催するよう求めている。

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