コロナ禍で小学生の自己肯定感低下か 北海道教委調査で

北海道教委が昨年8月から11月にかけて行った「児童生徒の生活習慣・学習習慣の状況調査」で、「自分にはよいところがあると思う」と答えた小学生の割合が28.5%にとどまり、前年から7ポイント余り低下していたことが、このほど分かった。道教委は「児童の自己肯定感が学校生活で育まれていることが結果からうかがえる」と分析し、今後、道内の教員を対象にした研修会などで活用することにしている。

この調査は、新型コロナウイルスの影響で文科省が今年度の「全国学力・学習状況調査」を実施しなかったことを受けて、道教委が、道内の児童生徒の生活習慣や学習習慣、それに臨時休校の影響も含めて独自に調べようと実施した。札幌市を除く道内の小中学校に任意で協力を呼び掛け、99.6%の回答があった。

このうち児童生徒の自己肯定感に関する質問で、「自分にはよいところがあると思いますか」と尋ねたのに対し、「当てはまる」と肯定的に答えた小学生の割合は28.5%にとどまり、前年(35.6%)から7.1ポイント低下した。中学生は29.8%で、前年(29.7%)とほぼ横ばいだった。

また、「将来の夢や目標を持っていますか」の質問に対し、「当てはまる」と答えた小学生は56.0%で前年(64.2%)より8.2ポイント低く、中学生も43.6%で前年(45.7%)より2.1ポイント低かった。

一方、授業改善や学習に取り組む態度に関して、「学級の友達と話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり広げたりすることができていると思いますか」との質問に対し、「当てはまる」と答えた小学生は32.7%で前年(28.6%)より4.1ポイント上がり、中学生も37.6%で前年(27.0%)より10.6ポイント上昇。臨時休校の影響を受けながらも、積極的に学習に取り組む児童生徒の姿もうかがえた。

今回の調査結果について、道教委は「自己肯定感の低下は臨時休校の影響も考えられ、小学生では学校生活の先生や友達との関わりの中で自己肯定感が育まれることが分かった。調査結果をさらに分析し、管内別に行われる教員向けの研修会で話し合うなどして、今後の対応につなげたい」と話している。

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