厚労省は2月4日までに、新型コロナウイルスにより全面休園している保育所などが1月28日午後2時時点で、11都道県62施設に上ると発表した。累積値も約1400施設となるなど、大幅に更新した。

同省によると、感染者が出て全面休園している認可保育所や保育所型認定こども園などがあるのは、▽北海道▽茨城▽群馬▽埼玉▽千葉▽東京▽神奈川▽愛知▽兵庫▽奈良▽福岡――の11都道県。
市区町村から国にこれまで報告された、保育所での感染者や休園の累積値では、感染者が発生した保育所などは1388カ所、感染者数は職員が1382人、利用している子供が1088人に上った。
同省では1月13日にも、同月7日午後2時時点での保育所などでの感染者数の累積値を公表しており、その時点で休園は903カ所、職員の感染者は929人、子供は731人だったが、その後、自治体から未報告だった分が加わるなどしたことにより、大幅に増加した。
また、学童保育については、1月28日午後2時時点で休所しているのは群馬県と香川県の4施設だった。そのうち、感染者が出たことによる休所は1施設、自治体からの要請による休所が3施設だった。感染者が発生した学童保育は累積で161カ所、職員の感染は75人、利用している子供の感染は135人だった。
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