卒業旅行など自粛働き掛けも 緊急事態宣言地域に文科省

卒業シーズンを控え、文科省は2月8日までに、新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出ている都府県の教育委員会などに対し、卒業式の感染防止対策の徹底とともに、卒業旅行などの自粛を働きかけるよう求める事務連絡を出した。それ以外の地域にも、卒業旅行は「分散型旅行」にするよう求めることなどを要請している。

事務連絡は、政府の新型コロナウイルス感染症対策推進室が緊急事態宣言中の留意事項を、改めて各省庁や都道府県に示したことを受けて出された。

緊急事態宣言が3月7日まで延長された10都府県の年度末の行事については、卒業式で感染防止対策を徹底するとともに、人と人との間隔を十分確保するなど適切な方法を検討するよう、学校に働き掛けることを要請した。特に規模の大きい大学の卒業式については、開催の在り方について慎重に判断するよう求めている。

また、飲食につながる謝恩会などは自粛を働き掛けること、さらに卒業旅行については、感染に気付かない若者の移動で高齢者などに感染が広がっている実情を踏まえ、自粛を働き掛けるよう要請している。

一方、緊急事態宣言の対象外の地域にも、卒業式は対象地域と同様、適切な開催方法や工夫を検討するよう求めている。謝恩会については、飲食を伴わない形での開催などを検討すること、卒業旅行については、時間や場所が分散される「分散型旅行」にして、なるべく混雑しない平日に少人数の仲間で行動するよう働き掛けてほしいとしている。

同省は1月7日に、卒業式などでの具体的な感染拡大防止対策に関するQ&Aをまとめ、風邪のような症状のある人は参加させないことや、参加者の手洗い、可能な範囲でアルコール消毒液を設置することなどを求めている。

また、開催方式の工夫の例として、①在校生の参加取りやめや保護者を別会場にして、参加人数を抑えること②会場のイスの間隔を空けて、参加者間のスペースを確保すること③式典の内容を見直して式典全体の時間を短縮すること――を示して検討を促している。

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