教員志望者向けパンフ 新たに「高校生編」作成、都教委

都教委はこのほど、都内の公立学校の教員志望者向けに作成したパンフレット「東京都公立学校教員採用案内(東京の先生になろう)」の2021年度版をホームページで公開した。教員の人材確保に向けて、今年度は新たに中学校の技術科と高校の工業科の教員を特集した「技術科・工業科編」と、大学進学前の高校生をターゲットにした「高校生編」の別冊を用意。東京都で教員として働く魅力をアピールしている。

教職のやりがいを描いた漫画が載っている「高校生編」

採用案内には、実際に都内の公立学校で働く教員のインタビューなどが載り、都の教育施策やキャリアアップ、福利厚生制度などを解説。特に今回は、GIGAスクール構想と関連して学校のICT化を推進する「TOKYO スマート・スクール・プロジェクト」や、学校の働き方改革に向けた施策などを重点的に取り上げた。

また、技術教育の専門人材を確保するため、中学校の技術科や高校の工業科の教員を特集した別冊を新たに作成し、IT企業や専門学校と連携して、工業高校で高度なIT人材を育成する「Tokyo P-TECH」などの取り組みを紹介した。

同じく別冊として作られた「高校生編」では、実際に都内の公立学校の教員が体験したエピソードを基にした漫画を掲載。仕事のやりがいや教員の働き方、大学の教職課程で教員免許状を取得し、教員採用試験を経て教員になるまでのキャリア形成をイメージできるようになっている。都教委では、この「高校生編」を都内の高校の進路指導室などで配布する予定。

今回初めて2種類の別冊を作成した理由について、都教委の担当者は「特に小学校は教員養成学部で免許を取得する場合が一般的で、大学を選ぶ段階から意識してもらえればと高校生編を作成した。技術科や工業科は応募者が毎年少なく、工学系の学生に教員の道を選んでもらいたいと考え、それに特化した別冊を作った」と話す。


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