コロナで将来に不安感じる EUの子供の5人に1人

EU (欧州連合)の子供の5人に1人は、新型コロナウイルスによって将来への不安を感じているとする調査報告書「私たちのヨーロッパ、私たちの権利、私たちの未来(原題:Our Europe, Our Rights, Our Future)」を、ユニセフをはじめとする子供の権利団体が2月23日、発表した。多くの子供たちが、現状の学校生活を変える必要性を感じていた。

新型コロナウイルスによる欧州の子供たちへの影響を調べた報告書

同調査は、ユニセフ、チャイルド・ファンド・アライアンス、ユーロチャイルド、セーブ・ザ・チルドレン、ワールド・ビジョンの5団体が中心となり、欧州内外の11~17歳の1万人以上を対象に実施。コロナ禍の子供たちへの影響を調べた。

報告書では、10人に1人の子供が、メンタルヘルス上の問題やうつ病、不安などの症状を抱えながら暮らしており、男子よりも女子の方がリスクが高く、年齢が高い子供ほど問題が深刻だと指摘。3分の1の子供は差別や排除を経験しており、障害のある子や、移住者、少数民族、LGBTQ+と名乗る子に限ると、半数にまで上昇した。

また、学校教育について、具体的にどんなことを変えたらよいと思うかを複数回答で尋ねたところ、62%が「宿題を減らしたい」、57%が「もっと面白い授業を受けたい」、47%が「先生たちはもっと生徒の話を聞いてほしい」と答えた。

この他に「スポーツ活動を増やす」「子供の権利について学ぶ」「芸術科目を増やす」といった項目も3割以上に上った。


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