STEAM学習のデジタルコンテンツ集 経産省が無償公開

学校で探究型のプロジェクト学習を実践するためのデジタルコンテンツ集「STEAMライブラリー」を、経産省が3月1日に無償公開した。第1弾として60を超えるコンテンツが用意され、同省ではGIGAスクール構想や新学習指導要領の全面実施を視野に、さらなる拡充を図る。同省の浅野大介サービス政策課長・教育産業室長は「教員同士で教科横断型の授業づくりのきっかけになれば」と期待を寄せる。

STEAMライブラリーのウェブサイト

同ライブラリーは同省の「未来の教室」とEdTech研究会のSTEAM検討ワーキンググループの中間報告で提案されたもので、企業や研究機関が連携し、学際的なSTEAM学習のための教材コンテンツや指導案を収載した「オンライン図書館」としての機能を持つ。各コンテンツでは学習指導要領や国連の持続可能な開発目標(SDGs)との関連も示すなどし、より学校現場で使いやすいものを意識した。

また、将来的には、生徒や教員、研究者、企業が交流しながら、生徒の興味関心に合わせて、学校の枠を超えて共同的にSTEAM学習ができ、成果をアウトプットするプラットフォームとなることを目指している。

今回公開されたVer.1では、従来の教科の枠にとらわれない学際的な社会課題を取り上げた63コンテンツがそろい、サイト上から、科目やSDGsの17のゴール、キーワードなどで検索できるようになっている。同省では、来年度中にVer.2を公開し、コンテンツのさらなる改善、充実を進める方針で、Ver.1を実際に学校に使ってもらいながら、現場の意見や子供の反応を反映させるべく、パートナーとなる教員や学校も募集する。

浅野サービス政策課長・教育産業室長は「中学校や高校の新学習指導要領の実施を踏まえ、来年度の学校の授業計画にどう組み込んでもらうかがポイントになる。1人1台時代に『こういうものを使って授業をしてみませんか』と提案していきたい。これをきっかけに、異なる教科の教員同士が話し合い、教科横断型の授業づくりを始めるきっかけにしてほしい」と意気込む。

STEAMライブラリーのコンテンツは専用ウェブサイトから閲覧できる。

次のニュースを読む >

関連