インクルーシブ教育の課題を可視化 特総研が支援ツール

国立特別支援教育総合研究所は3月1日、学校現場が「インクルーシブ教育システム」の実現に向けた課題を可視化するために開発した支援ツール「インクルCOMPASS」を、同研究所ホームページで公開した。

多様性を尊重し、障害のある人とない人が共に学ぶ仕組みを目指すインクルーシブ教育システムを推進するために、学校や教育委員会は施設の整備から教育内容に至るまで、多岐にわたる取り組み状況を把握し、今後の見通しを持つことが求められている。一方で、学校現場からは、それぞれの取り組みがインクルーシブ教育システムの構築とどのように関連付けられるのか、分かりにくいという声も上がっていた。

そうして開発された「インクルCOMPASS」では、施設・設備や教育課程、指導体制、障害のある人との交流および共同学習の実践、研修などといった観点に基づき、チェックリストで自らの現状の取り組みを点検することで、強みや課題を洗い出し、インクルーシブ教育システムの構築状況を俯瞰(ふかん)的に把握できるようにした。

各機関の役割に合わせて▽幼稚園・認定こども園・保育所▽小・中学校、高校▽特別支援学校▽都道府県教委▽政令市・市町村教委――の5つのバージョンを用意した。

インクルCOMPASSは同研究所のホームページから確認できる。


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