学修機会確保と感染対策の両立を 全国の大学に通知

文科省は3月8日までに、全国の大学や高等専門学校などに、学生の学修機会の確保と感染防止対策の徹底を求める通知を出した。対面授業の実施方針なども近く調査する予定で、感染防止対策を取りつつ学生に寄り添った対応を求めている。

同通知は、大学の卒業式シーズンに加えて来年度の授業が約1カ月後に迫る中、1都3県の緊急事態宣言の再延長も踏まえて全国の大学などに出された。「例年と異なる環境の中でも、学生が安心し、十分納得した形で学修できるような対応を講じることが重要」とし、感染対策と本来の教育活動の両立に努めることを要請している。

学修機会の確保については、学生同士や学生と教職員の間の交流も重要な要素として、「十分な感染対策を講じた上での面接授業の実施や学内施設の利用機会確保をはじめ、学修機会や環境の確保のために必要な取り組みをお願いしたい」と強調。

特に各大学ともオンライン授業が増える中、学生たちの住居の確保などへの影響も考慮して、来年度の授業の実施について速やかに方針を決めて学生に周知するよう求めるとともに、同省としても近く実施状況を調査する方針を示した。

また、精神的な不安を抱える学生のメンタルヘルスを十分にケアできる相談体制を整備するなど、学生の悩みや不安に寄り添った対応も講じるよう求めている。

一方、これから本格的なシーズンを迎える卒業式や入学式については、「学生にとってかけがえのない行事」として、地域の感染状況を見極めながら実施について判断するよう要請。その上で、実施する場合は、▽一つの会場での参加人数を抑える(在学生の参加取りやめなど)▽会場のイスの間隔を空けて、参加者間のスペースを確保する▽式典内容を精選し、全体の時間を短縮する――など実施方法を工夫することとした。

また、実施しないと判断した場合も、時期をずらしての式典実施や代替的な行事を検討するなど、適切な対応を講じるよう求めた。

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