コロナ禍でも先輩とつながる 専修学校「#知る専」始動

文科省は3月9日、専修学校やそこに通う学生らが発信できる参加型広報プロジェクト「専修学校『#知る専』」の特設ポータルサイトを開設した。コロナ禍でオープンキャンパスが制限される中、中高生や教職員、保護者らに専修学校での学びを知る機会を提供し、進路選択の幅を広げる。ツイッターやインスタグラム、YouTubeチャンネルなど中高生になじみの深いSNSと連携し、専修学校の魅力を発信する。

「専修学校『#知る専』」の特設ポータルサイト

特設ポータルサイトには▽専修学校での学びや仕組みを解説するQ&A▽各専修学校が制作した、特色ある教育活動や卒業生から見た仕事の面白さなど、テーマ別の動画や記事▽第一線で活躍する卒業生ら「#知る専応援サポーター」のインタビュー動画や、有識者の対談動画――などをそろえる。開設時点で、専修学校からの記事や動画43件、過去の広報資料に掲載していた記事7件が閲覧できる。

来年度からは、専修学校の学生や教職員がSNSにハッシュタグ「#知る専」をつけて投稿すると、連動して特設ポータルサイトに掲載されるようになる。SNSと連携し、専修学校で学んでいる学生のリアルな様子を中高生に伝える狙い。また、デザインを学ぶ専修学校生などに対し、「#知る専」プロジェクトのロゴマークも募集する予定。

同プロジェクトを担当する金城室長(画面は開発中のもの)

プロジェクトを担当する同省生涯学習推進課・専修学校教育振興室の金城太一室長は「今の中高生は基本的にSNSで情報を得ており、わざわざウェブサイトを検索しなくなっている」と、SNSと連携する背景を説明。「中高生が進路を考えるにあたり、SNSは欠かせないツールになりつつある。専修学校に関する情報は、大学と比べてアクセスする機会が少ないケースもあり、中高生にもその存在を知らせていきたい」という。

また「コロナ禍ではオープンキャンパスに足を運んで情報収集することが難しくなっており、オンラインで情報を得られることは重要。専修学校の学びでは実習も多く、動画や写真があるとイメージしやすい。進学後のミスマッチを防ぐためにも中高生の段階で、ありのままの専修学校の学びを見てほしい」と期待する。

萩生田光一文科相は9日の閣議後会見で「多くの中高生が、各分野で活躍する先輩の姿に未来の自分を投影させながら、専修学校のことを知り、興味を持ち、進路選択の検討につなげられるよう、今後もコンテンツを充実させていく。中高生や教職員、保護者の皆さまに積極的にご活用いただきたい」と述べた。

専修学校「#知る専」プロジェクトの特設ポータルサイトはこちら。同サイトからYouTube「#知る専チャンネル」やツイッターアカウントにアクセスできるほか、メールマガジンも購読できる。


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