学びのDXに向けたロードマップ 経団連が新提言公表

Society5.0時代における教育の実現に向けて、経団連は3月11日、EdTechによる自律的な学びに関する新たな提言を公表した。GIGAスクール構想や学習者用デジタル教科書の普及を見据え、EdTechによる学びのDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていくためのロードマップを示した。

提言では、自ら関心を広げ、自発的に学び、多様な方向へ成長し続ける自律的な学びを実現するためには▽パーソナライズ=個々人の興味や習熟度に応じて最適化された学び▽シームレス=いつでも、どこでも、どの環境でもつながれる学び▽ダイバーシティ=多様な価値観が交わり、多様な選択肢から選べる学び▽クリエーティブ=好奇心くすぐる観察と探究により、価値を協創する学び――の4つが重要だと指摘。

EdTechによって習得型の学びを学習者個々の興味や習熟度によって最適化・効率化し、それによって捻出された時間をSTEAM教育などの探究型学習に振り分けるべきだとした。

また、1人1台環境を実現するGIGAスクール構想によって、Society5.0時代の学びのためのインフラが整いつつあるとし、2030年までに国を挙げて進めるべき学びのDXのロードマップを提示。教育のデジタル化は地域や学校によってばらつきが大きいことから、一足飛びに最終形を目指すのではなく、3段階で底上げを図ることが求められるとした。

具体的には、最初のステップでは、1人1台端末や通信環境の整備、EdTechによるオンライン授業を導入するなどし、次のステップで学習者主体のデータ管理・活用法の確立や、デジタル教科書の普及・活用を進め、最終段階では学校内外の学習データの連携や、学習者自らが学習データを活用して個別最適化された学びに取り組むイメージを描いた。また並行して、教員の働き方改革や仕事の再定義に関する議論などを進めるとした。

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