昨年の小中高生の自殺、過去最多 教員は前年並み

警察庁は3月16日、昨年に起きた自殺に関する確定値を取りまとめ、公表した。小学生から高校生の自殺者数は499人に上り、前年よりも100人増加。統計を取り始めた1980年以来、最多となった。背景に、コロナ禍による生活環境の変化があるとみられる。

昨年の自殺者数は2万1081人(前年比912人増)で、特に年代別に見ると、10代の777人(同118人増)や20代の2521人(同404人増)、40代の3568人(同142人増)などで増加が目立つ。

過去5年間における小中高生の自殺者の推移

児童生徒と学生の場合では▽小学生 14人(同6人増)▽中学生 146人(同32人増)▽高校生 339人(同60人増)▽大学生 415人(同25人増)▽専修学校生など 125人(同26人増)――で、どの校種でも増加した。

男女別では、小学生は男子が4人に対し女子が10人、中学生は男子が77人に対し女子が69人、高校生は男子が199人に対し女子が140人、大学生は男子が297人に対し女子が118人、専修学校生などは男子が75人に対し女子が50人だった。

自殺の原因や動機でみると▽家庭問題 158人(同38人増)▽健康問題 247人(同42人増)▽経済・生活問題 63人(同15人増)▽勤務問題 4人(同8人減)▽男女問題 65人(同14人減)▽学校問題 371人(同48人増)▽その他 87人(同18人増)――で、家庭や健康、学校の問題などが増加している。

また、教員の自殺は98人(同2人増)で前年並みだった。

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