脳科学者の茂木健一郎さん 広域通信制高校の校長に就任

鹿児島県屋久島町に本校がある広域通信制高校の屋久島おおぞら高等学校は3月19日、脳科学者の茂木健一郎さんが校長に就任したと発表した。茂木さんは同日、オンラインで記者会見し、「ベースとなっている人間力の強みを生かした上で、いろんな方向にとんがっていける生徒が出てくるような高校にしていきたい」と、校長としての抱負を語った。

屋久島おおぞら高校の校長に就任した茂木健一郎さん(同校提供)

同校には現在、約8000人の生徒が在籍。年に1回、屋久島の本校で行われるスクーリングでは、屋久島の自然環境に触れる体験学習などが行われている。茂木さんは、同校で特別授業をしたことをきっかけに、2015年の開校10周年を記念した校歌の作詞を監修するなど、以前から関わりが深かったことが縁で、校長に就任することとなった。

茂木さんは「伝統的な意味での学力を含めて個性を伸ばして飛び出るところまでいく。ボーカロイドのプロデューサーとしてYouTubeで何百万回も再生されたり、スポーツで頑張ったり、そういう生徒が出てきてもいい。勉強を頑張って東大や京大に行く子供がいてもいい。ベースとなっている人間力の強みを生かした上で、いろんな方向にとんがっていける生徒がもっと出てくるような高校にしていきたい」と思いを語った。

また、「子供の知識や経験を大人の側が学ぶようなことがあってもいい。双方向で学びができるような場を設けられたら、それが僕の一つの役割」とも話し、脳科学の知見や自らの人脈を生かしながら、生徒の意欲や個性を引き出していく学びを重視する考えを示した。

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