乳幼児のたばこの誤飲 2割近くの家庭が経験、消費者庁

喫煙者がいる2割近くの家庭で、子供がたばこやその吸い殻を誤飲しそうになったことがある――。消費者庁はこのほど、家庭における乳幼児のたばこの誤飲実態に関する調査結果を公表した。3割近くの家庭でたばこや灰皿が乳幼児の手の届く場所に置かれている上、半数の保護者が乳幼児の前で喫煙していることが示され、同庁では注意を呼び掛けている。

子供がたばこを誤飲した経験

調査結果によると、子供が「口に入れたことがある」または「入れかけたことがある」と答えた割合は、たばこでは18.8%、吸い殻では16.4%。年齢別に見ると、2歳以下で多い傾向にあった。

誤飲しそうになった場所は、たばこはテーブルの上が、吸い殻は灰皿が最も多かった。中には、飲料の缶やペットボトルの中に捨てられた吸い殻を口にしてしまったというケースもあった。

たばこや灰皿の置き場について聞くと、子供の手の届く場所に置いている人が12.8%、時々置いている人が14.0%おり、子供の前で喫煙することがある人は16.4%、時々吸うことがある人は32.0%だった。加熱式たばこの方が、子供の手の届く場所に置かれたり、子供の前で吸われていたりする傾向にあった。

これらの結果を踏まえ同庁では、家庭内では禁煙を心掛け、子供の前でたばこを吸わないことと、たばこや灰皿を子供の手の届く場所に置かないようにすることを呼び掛けている。特に、飲料の空き容器などを灰皿代わりに使用すると、液体にニコチンが溶け出し、吸収されやすい状態になるため危険で、絶対に避けるべきだと強調した。

同調査は1月29~31日に、0~6歳の子供と同居している、喫煙習慣のある全国の20~60歳代500人を対象にインターネットで行った。


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