日本MSが教員向け活用ポータル 文科省StuDXと連携

GIGAスクール構想での1人1台端末環境が実現することを踏まえ、日本マイクロソフト(MS)は4月15日、オンライン記者会見を開き、6月に教員向け活用ポータルを開設すると発表した。MS認定教員が作成した実践例、教材、指導案を提供するほか、文科省が運営するGIGAスクール構想の情報共有プラットフォーム「StuDX Style」とも連携する。同社文教営業統括本部の中井陽子統括本部長は「すぐにでも、どの教科でも、誰でも使えるものを提供できるようにしたい」と意気込んだ。

新たな教員向け活用ポータルの開設について説明する日本MSの中井文教営業統括本部長

日本MSはこれまで「マイクロソフト教育センター」で、教員向けのセルフラーニング動画教材、ICT活用事例を公開しており、同社によれば月平均4000人超の教員が利用している。また、自治体向けに無償の教員研修プログラムを実施し、これまで累計2万5233人が参加している。

さらに「MS認定教育プログラム」を設け、MSの教育ツールを活用している教育者をMS認定教員(MIE)として認定し、その数は全国で1万943人に上る。また、その中でもICTを活用した変革を目指す教育者289人をMS認定教育イノベーター(MIE Expert、MIEE)に認定している。

ただ今回のGIGAスクール構想により、全ての教員が1人1台端末の活用に携わることから、「もっともっと裾野を広く、全ての先生にICTを使っていただかなければならない」(中井統括本部長)として、今回の教員向け活用ポータルの開設に踏み切った。

また文科省のウェブサイト「StuDX Style」も、1人1台の活用事例などの情報共有を目指していることから、同ウェブサイトと連動しながら、教科での活用シーンなどをサポートしていく形で充実させ、学校現場に根差したコンテンツを提供する。併せて2023年度までに、MIEを10万人、MIEEを1000人にまで増やすことを目指す。

中井統括本部長はMSの市場シェアについて「GIGAスクールでは多くの端末が入ったが、そのうち35~36%ほどが(MSの)ウィンドウズだと見ている」と推定。「採用された自治体では、これまで使ってきたウィンドウズの資産を使っていきたいという声のほか、校務での活用やクラウド活用への評価が高かったようだ」と話した。


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