子供のフィルタリング利用 年齢低いほど解除後にトラブル

スマートフォンを利用する子供の増加に伴い、総務省は4月20日、保護者6500人を対象に実施した、子供のスマートフォンのフィルタリング利用に関するアンケートの分析結果を公表した。フィルタリングの利用率は4割を下回った。子供の年齢が低いほど、フィルタリングを解除した後に、トラブルに遭っている割合も高くなるなどの課題が浮かび上がった。

年齢別のフィルタリングサービス利用率

それによると、5歳から高校生までの子供で、スマホのフィルタリングサービスを利用している割合は38.1%。13.7%は利用していたが解除しており、48.2%は一度も利用していなかった。

特に、未就学や高校生で利用率が低く、中学生以降にフィルタリングサービスを解除する割合が増加。解除する時期で最も多いのは高校1年生だった。81.3%の人が利用開始から2年以内にフィルタリングを解除していた。

解除した理由を複数回答で尋ねると、「子供にとってフィルタリングが不便と感じていたため」が最も多く31.3%、「フィルタリングを設定すると使えないサービスやアプリを子供に使わせるため」が29.2%と続いた。

また、フィルタリングサービスを解除した後にトラブルに遭っている人は28.5%で、特に未就学では74.9%、小学校低学年では61.8%と、年齢が低いほど割合が高かった。

フィルタリングサービス解除後にトラブルに遭った人の割合(年齢別)

総務省の担当者は「子供にSNSやゲームを触らせないというのは難しい現状があり、安心安全な範囲で使わせることを考える段階に来ている。フィルタリングは『使いづらいからすぐにやめる』というのではなく、カスタマイズして限定的に解除できることなどを知ってほしい。保護者への啓発が必要だ」と話している。

アンケートは1月28日~2月3日に、一番下の子供が5歳~高校3年生の保護者6500人を抽出し、インターネットで実施した。

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