小中学校を11日間一斉臨時休校 群馬県みなかみ町

地域での新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、群馬県みなかみ町は5月6~16日までの11日間、町立小中学校を一斉に臨時休校とすることを決めた。東京都や大阪府などで緊急事態宣言が続く中、国は地域一斉の臨時休校は要請しない考えを示しており、同町の対応は異例。同町を含む同県利根沼田地域の中学校では、学校職員を含むクラスターの発生が確認されている。休校期間中は、学習などに1人1台端末を活用していく方針。

同町教委によると、臨時休校となるのは町立の小学校6校と中学校4校で、認定こども園や学童保育は開くが、保護者らには利用の自粛を呼び掛ける。5月4日に校長会を開いて臨時休校の方針を決め、同町の新型コロナウイルス感染症対策本部でも同日確認された。

休校中は、各学校や子供の発達段階などに応じて、GIGAスクール構想により配備された1人1台の学習者用端末を、学習や健康観察、心のケアなどにできるだけ活用する方針。休校した分の授業について、夏休みの短縮などによって授業日数を確保するかどうかは、今後協議する。

現在発令中の緊急事態宣言では、発令前の4月23日の閣議後会見で萩生田光一文科相は、対象地域の学校について「地域一斉の臨時休校を要請することは考えていない」と述べ、学校設置者が個別に判断する従来の方針を確認している。

群馬県は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象に含まれていないものの、みなかみ町を含む利根沼田保健所管内の中学校で、4月27日に学校職員らが集団感染するクラスターが発生し、5月5日までに計12人の陽性が判明している。同町教委では、こうした地域の状況を踏まえ、感染リスクを考慮して小中学校の臨時休校を決めたという。

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