外国人児童生徒への対応を解説 文科省が動画コンテンツ

増加する外国人児童生徒やその保護者に学校現場が適切に対応していくため、文科省は4月27日、教員向けの研修動画と外国人児童生徒と保護者向けに7言語に対応した動画コンテンツを制作し、同省ホームページに公開した。

同省によると、日本国籍のある児童生徒も含め、日本語指導が必要な外国人児童生徒は2018年に5万1126人に上り、10年間で約1.5倍に増えるなど、増加傾向が続く。しかし、日本語指導が必要な外国人児童生徒の教育に関して、教員向けに研修を実施している市町村教育委員会の割合は19年度で12.1%にとどまるなど、多くの教育委員会では計画的な研修の実施や研修講師の確保などが困難な状況となっている。

こうした課題に対応するため、今回制作された教職員・支援者向け研修用動画では、20~30分程度で外国人児童生徒の受け入れに当たっての体制作りやキャリア教育の重要性、本人の発達段階や日本語能力に応じた日本語指導の方法などを解説。

外国人児童生徒や保護者に向けて日本の学校生活を解説するアニメーション動画

また、日本の小学校の学校生活をアニメーションにした外国人児童生徒と保護者向けに制作された動画では、外国の学校にはあまりなじみのない行事や決まり事、持ち物などもイラストで紹介している。

言語は日本語、英語、中国語、ベトナム語、スペイン語、ポルトガル語、フィリピノ語に対応しており、今後さらに充実させていく予定。市町村の就学案内の窓口などで活用してもらうことを想定している。

動画コンテンツは文科省ホームページから確認できる。この他にも、研修用動画で使用する講義資料、外国人児童生徒、保護者向けの動画で使用する絵カードなども公開している。

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