ヤングケアラーの早期発見と適切支援 自民党議連が要望

学校に通いながら家族の介護などを担っている「ヤングケアラー」の支援に向けて、自民党ケアラー議員連盟(会長・河村建夫元文科相)の代表らが5月11日、萩生田光一文科相らと面会し、ヤングケアラーを早期発見し適切な支援につなげるための施策や、身近に相談できる体制の整備などを求める要望書を手渡した。

萩生田文科相(右端)にヤングケアラー支援を要望した「自民党ケアラー議員連盟」のメンバー

河村会長らが萩生田文科相と田村憲久厚労相を相次いで訪れ、ヤングケアラーへの支援を要望した。要望書では、少子化や核家族化で家族の介護力が低下する中、家族を介護するケアラーの負担は増大する傾向があり、特にヤングケアラーは心身の健康や学校生活などに困難を抱えており、社会全体で支えていくことは喫緊の課題と指摘している。

その上で具体的な要望として、▽ヤングケアラーを早期発見して適切な支援に結び付けるため、教育現場や地域などで教職員や専門職の人材を育成する施策▽ヤングケアラーのいる介護家庭への介護サービスなどが適切に提供されるよう、自治体に情報提供や周知をすること▽ヤングケアラーが身近に相談できる体制を整備すること▽ヤングケアラーも大人になっていくことから、切れ目のない総合的なケアラー支援戦略を策定すること――などを求めている。

ヤングケアラー支援を巡っては、今年3月に厚労省と文科省による連携プロジェクトチームが立ち上がり、今月中に第4回目の会合を開いて報告書を取りまとめることにしている。両省は今回の要望も踏まえて、報告書や今後の具体的な施策づくりを進めていくことにしている。


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