GIGA端末でISSの星出さんと遠隔学習 7月実施へ

萩生田光一文科相は5月14日の閣議後会見で、今年7月にGIGAスクール構想の1人1台端末を使って、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の星出彰彦宇宙飛行士と児童らが交信する教育イベントを実施すると発表した。ISSとの時差の関係で学校の授業時間ではなく、放課後の時間帯の実施となる見通し。萩生田文科相は「GIGAスクール構想でいろいろな工夫をして子供たちが興味を抱く授業を行える、その第一歩としたい」と述べた。

この教育イベントは、「GIGAスクール元年」として1人1台端末を積極的に活用する取り組みの一貫として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携で実現することになった。7月5日の週の午後5時以降の時間帯に、参加を希望する全国の小学生のGIGA端末とISSをネットでつなぎ、45分ほど実施する予定。

1人1台端末を活用した宇宙の学習イベントについて話す萩生田文科相

学習内容は小学4年生から6年生のレベルを想定し、宇宙での水や食べ物の動き方や食事の仕方をテーマとする。地上にいる宇宙飛行士から宇宙のさまざまな現象について問題を出題し、児童は画面上に示された選択肢の中から解答を選ぶ。その後、ISSに滞在する星出さんが実演を交えて宇宙から解答する。児童から星出さんへの質問やメッセージも受け付けるという。

萩生田文科相は会見で、「1人1台端末で何が可能になるのかと国会質疑で質問され、例えば遠隔授業で全国一斉に授業を受けることも可能であると答え、宇宙からの授業ができないか準備してきた。GIGA端末の活用促進だけでなく、子供たちの宇宙への夢や希望を育む貴重な機会なので、全国の教育委員会や学校に参加してほしい。GIGAスクール構想でいろいろな工夫をして子供たちが興味を抱き、理解が深まる授業を率先して行える、その第一歩としたい」と強調した。

文科省は、日時が決まり次第、ホームページなどを通して全国の教育委員会などに周知する。ISSからの動画はYouTubeを使って配信し、一般も視聴できる形にするという。

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