子供のヘディングの安全な練習 日本サッカー協会が指針

日本サッカー協会(JFA)は5月13日、子供のヘディングに関する適切な指導方法を示したガイドラインを作成した。ヘディングによって脳に悪影響を及ぼすという指摘を踏まえ、ヘディングそのものを禁止にするのではなく、安全にダメージを最小限にするトレーニングについて、幼児期から段階的に整理した。

英国や米国では、ヘディングが脳神経にダメージを与えるとの研究や、スポーツ中の脳振とうに対する問題意識から、練習や試合での子供のヘディングについては禁止や制限をしている。

これを受けてJFAでも、医学的・科学的見地から、サッカー指導者を交えた横断的プロジェクトとして、トレーニングや指導のリスクを検討。ヘディングを禁止するのではなく、幼児期から中学校まで段階的に適切なトレーニングを行い、安全に習得していく方針とした。

例えば、ヘディングを意図的にすることがほとんどない小学校低学年では、風船を落とさないようにキャッチしたり、額に当てたりする。小学校中学年では、ボールをバウンドさせてヘディングしてみるなどの課題例を示した。

一方、筋力が付いてヘディングの強さや空中でのボールの競り合いも生じる中学生では、体幹の安定や首回りの強化などの体づくりを行い、下から投げた規定よりも小さなボールをジャンプヘディングするなどの練習方法を挙げた。

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