コロナ禍、打ち上げ花火で生徒にエール 高校PTA連合会報告

全国高等学校PTA連合会はこのほど、2020年度に全国の高校で実践された、コロナ禍の学校活動やPTA活動の事例集を公開した。高校生を元気づけるために花火を打ち上げたり、中止になった海外研修の代わりにカンボジアへのオンラインツアーを企画したりなど、PTAが旗振り役となり、さまざまな手法で生徒にエールを送った例が紹介されている。

広島県呉地区高校PTA連合会では、高校生が前向きに学校生活を送れるように、オリジナルの応援動画を作成。県にゆかりのあるアイドル「STU48」と、同県のプロバスケットチームの専属チアダンスチーム「FLYGIRLS」に出演を依頼し、実現した。このうち「FLYGIRLS」の動画では各校の書道部とコラボレーションし、生徒らが書道パフォーマンスを披露。完成した動画はクリスマスに合わせて、高校生にプレゼントした。各校のPTAがサンタクロースなどに扮し、視聴できるURLやQRコードを届けたという。

昨年10月、コロナの影響で体育祭と文化祭を短縮して実施した宮城県村田高校では、花火師のPTA会長が中心となり、学校行事を十分に満喫できていない生徒に、打ち上げ花火をプレゼントした。文化祭のフィナーレで大きな音とともに、きらびやかな花火がグラウンドに打ち上がり、生徒からは「PTA会長ありがとう!」と歓声が上がったという。

熊本県立熊本西高校では、コロナ禍で中止になった海外研修をオンラインで実施した。NPO法人と協力し、2年生14人がカンボジアへのオンラインツアーを体験した。カンボジアの都市部や農村部と教室をオンラインでつなぎ、現地さながらの臨場感を味わったという。

東京地区のとある高校では、昨年、政府が配布した布マスクをリメイクするイベント「ワタシノマスクコンテスト」を開催。生徒や教員らが投票して賞を選出するコンテスト形式で、108点の作品が集まった。生徒だけでなく、父兄からも多くの作品が寄せられたという。

他にも、感染防止対策を踏まえ実施した入学式、卒業式の報告や、コロナ禍のPTA会報の工夫など、多様な取り組みが紹介されている。事例は同会のホームページで確認できる。

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