5月24日から通常授業に戻す 独自対応の大阪市が方針

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、小中学校でオンライン授業を実施するなど独自の対応を取っていた大阪市は5月17日、子供の感染数が落ち着いてきていることなどから、同24日から通常授業に戻る方針を決めた。松井一郎市長は、この間の学習について、授業時数としてカウントする考えを示した。

感染者数が急増していた大阪市では、変異株の子供への影響や医療機関の病床ひっ迫などへの懸念から、4月26日から市立小中学校で一部の時間帯に、自宅から児童生徒が動画配信やプリントなどによる学習を行う独自の対応を取っていた。その後、子供の重症事例は発生しておらず、感染者数も減少傾向にあることから、5月24日から通常授業とすることを決めた。

同市教委によると、子供への負担を考慮して、20日からは準備期間とし、小学校でこれまで2時間だけだった登校時間を4時間に増やすなど、段階的に通常授業に戻していく。緊急事態宣言は継続していることから、中学校の部活動は原則休止とし、修学旅行も延期または中止となる。

5月17日に記者会見した松井市長は「子供たちにとって対面で授業をするというのが本来の姿であり、それが一番いいと思っている。それが可能な状況になってきたということで、教育委員会と協議して、学校現場の状況を考えて判断した。子供の重症化事例が確認されるなど、状況に変化があれば改めて対応を検討する」と説明。また、この間の自宅学習などの取り扱いについて、萩生田光一文科相に確認したとし、授業時数としてカウントされるとの見解を示した。

大阪市の対応を巡っては、急なオンライン授業に学校現場で対応できていないなどの声が上がっていた。同市教委では、この間の各学校のオンライン接続状況などを調査している。

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