キャンセルで余ったワクチンを教職員に接種 新潟県三条市

全国の自治体で予約受付が始まっている新型コロナウイルスのワクチン接種で、新潟県三条市は当日余ったワクチンを、市内の教職員に接種する方針としている。市内の幼稚園や小中学校などでは、5月17日から対象となっている約900人の教職員の中から希望者リストの作成が始まっている。

三条市によると、対象は市内在住の教職員で、小中学校で270人、幼稚園・保育所で600人が該当する。市内の集団接種会場では小中学校の教職員を、診療所などで行う個別接種会場では幼稚園の教職員や保育所の保育士・職員を受け入れる。

ワクチンは一度解凍すると長期保存ができないため、キャンセルが発生した場合、当日の夕方ごろに接種会場の近隣にある幼稚園、保育所、学校などに連絡され、学校にいて接種可能な対象の教職員がいれば、余っているワクチンの数に応じて速やかに会場に移動し、キャンセル分のワクチン接種を行う。現在、各学校ではワクチン接種を希望する対象教職員のリストへの登録作業を進めている。

余ったワクチンの接種対象を学校の教職員としたことについて、同市の担当者は「学校での感染防止の意味合いが大きい。市内の学校でも感染者が出ており、子供たちの命を守りたいと考えた結果だ」と話している。

新型コロナウイルスのワクチン接種を巡っては、昨年12月にユニセフ(国連児童基金)が、学校の機能を維持するためにも、医療従事者や感染リスクの高い人に次いで、教員へのワクチン接種が優先されるべきだとするヘンリエッタ・フォア事務局長による声明を発表している。


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