大学中退者の半数が奨学金受給 中退理由は留年がトップ

大学などを中退、または中退予定の573人を対象にしたアンケートの結果が、このほど公表された。奨学金を借りていた回答者は48.6%。また、49.4%が留年したと答え、中退理由も留年が最も多かった。

アンケートは、中退者向けの就職支援サービスなどを展開するジェイックが実施。結果によると、中退理由で最も多かった「留年したから」は27.2%だった。次いで、「授業内容に興味が持てなかったから」(21.5%)、「経済的事情・家庭問題」(19.3%)、「授業についていけなかったから」(17.2%)と続いた。

大学に進学した理由は、「なんとなく・親や先生に言われて・進学するのが当たり前だと思った」など、受動的なものが40.3%でトップ。「資格を取りたかった・就活に有利になると思った・仕事に役立つと思った」(22.1%)、「教養を身に付けたい・勉強や研究をしたいと思った」(21.4%)などと続いた。

中退後に就職しようと思ったきっかけについては、「自立したい」(40.3%)、「親孝行・親を安心させたい」(24.9%)、「年齢的な焦りや漠然とした将来への不安」(17.4%)などが目立った。
同サービスの責任者は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学生生活を送るモチベーションが低下し、大学中退を選んだ学生が多かったと分析する。

文科省が今年2月に公表した調査結果によると、20年4月から12月までに大学などを中退した学生は全国で2万8647人に上り、このうち4.8%に当たる1367人が新型コロナウイルス感染症の拡大を中退理由としている。

同アンケートは、同社のサービスを受講した中退者(予定者含む)を対象に、昨年4月から今年3月末の期間で実施した。