大学発ベンチャー企業が過去最多に 東大がトップを維持

【お断り】2021年5月28日に経産省が同調査の数値訂正を発表したため、記事中の数値についても訂正後のものに改めています。

経産省は5月17日、2020年10月時点での大学発のベンチャー企業の数が、過去最多となったと発表した。19年度と比べた1年間の伸びでも過去最高だった。大学別では、東京大学が依然トップを維持していた。

大学の研究成果に基づく特許や新技術、ビジネス手法を事業化する目的で設立されたベンチャーや、設立5年以内の企業が大学と共同研究を行ったり、技術移転を受けたりしたケース、大学と深い関連のある学生によるベンチャーなどを「大学発ベンチャー」と定義して調査。

大学発ベンチャー企業数の推移

その結果、2020年度の大学発ベンチャーは2905社(前年度比339社増)で、02年度の調査開始以来、最多となった。

大学別にみると、▽1位 東京大学(326社)▽2位 京都大学(227社)▽3位 大阪大学(179社)▽4位 筑波大学(146社)▽5位 東北大学(142社)▽6位 九州大学(126社)▽7位 東京理科大学(111社)▽8位 名古屋大学(110社)▽9位 東京工業大学(100社)▽10位 慶應義塾大学・早稲田大学(91社)――で、どの大学でも増加傾向にある。

また、これらの大学発ベンチャー企業の従業員で博士人材が占める割合は20%で、一般企業の研究職の割合(4%)と比べると高く、特に、大学の研究成果を基にしたものや大学からの技術移転によるベンチャーは、この割合が顕著に高くなっていた。

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