全国学力調査、小中2万9062校が参加 約100校でCBT

文科省は5月24日、今週木曜(27日)に実施が予定されている、今年度の全国学力・学習状況調査の参加校数(今月11日時点)を公表した。小学校1万9167校、中学校9895校の計2万9062校で、参加率は98.2%と、前回2019年度から変化はなかった。同調査は児童生徒に対する教科調査と質問紙調査、学校に対する質問紙調査からなるが、今年度は一部の国立大学附属学校(小中学校およそ100校)が児童生徒の質問紙調査を、端末を活用したオンラインで実施する。

昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国学力・学習状況調査は中止となった。今年度の参加校数を学校設置者別にみると▽国立学校 155校▽公立学校 2万8440校▽私立学校467校――で、参加率は国立・公立で100%、私立で46.7%と例年並み。国立学校で5校、公立学校で170校、私立学校で38校が、遠足や修学旅行などの学校行事で後日実施を予定している。後日実施の場合は全体の集計から除外されるが、採点と調査結果の提供は行われる。

教科調査の科目は国語、算数・数学で、19年度に初めて行った中学校の英語は3年に1度程度のため実施しない。今年度は本体調査に加え、昨年度実施予定だった「経年変化分析調査」と「保護者に関する調査」について、小学校約600校、中学校約750校を対象とした抽出調査で行う。この2調査は3年に1度程度実施することとされており、いずれも今年度が3回目となる。

萩生田光一文科相は5月11日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下でも予定通り実施する方針を明らかにし、「定点観測をしっかりしていくことが大事だ」と理解を求めた。また合理的な理由により当日の実施を見送る場合は、学校と設置者の協議の上、「後日実施などを活用していただいたらどうか」と協力を呼び掛けた。

関連記事