教職員や保育士を優先 ワクチン接種で福岡市が独自方針

全国の自治体で始まっている新型コロナウイルスのワクチン接種について、福岡市の高島宗一郎市長は5月24日、市内に勤務している保育士や学校の教職員などに対して、クラスターの発生を防止するために、市独自で優先接種を実施すると発表した。同市によれば、保育士や教員を対象にしたワクチンの優先接種は日本で初めてで、市内の保育所や幼稚園、小中学校などに接種券を配布する。

保育士や教員に優先接種する方針は、医師会や専門家らによる同市のワクチン接種体制の検討会議で決められた。今回のワクチン接種では16歳未満は対象ではないため、クラスターを発生させないためにも、日常的に子供と接している保育士や教員が職場にウイルスを持ち込まないようにする必要があると判断。

高齢者の訪問・通所介護従事者に加え、市内の保育所、幼稚園、小中学校、特別支援学校、学童保育に勤務する保育士、教員、職員に、優先接種を実施することにした。

同市によると、教員の対象者は約1万6000人に上り、順次、学校などに接種券の配布を進めている。市外に在住し、市内の学校などに勤務しているケースでも対象となる一方で、市内に在住し、市外の学校などに勤務している場合は、一般と同じ接種となる。