大学施設でのワクチン接種バイトで学生支援も 文科相

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を巡り、萩生田光一文科相は5月26日の衆院文科委で、現在、多くの大学から接種会場としてキャンパス使用の協力の申し出が寄せられているとした上で、大学を会場とする場合、来場者の誘導などのアルバイトに入ってもらうことで学生を支援したい、との考えを明らかにした。また、教育関係者もできるだけ早く接種できるよう、優先順位を上げてもらいたいとの要望も述べた。

大学でのワクチン接種などについて答弁する萩生田文科相(衆議院インターネット審議中継より)

衆院文科委で青山雅幸議員(維新)が、学生への経済支援について質問したのに対して答えた。萩生田文科相はこの中で、コロナ禍で収入減に苦しむ学生をサポートするさまざまな支援制度を設けたことを説明し、現在、ワクチン接種の会場に各大学のキャンパスを使えないかヒアリングしており、多くの大学から協力の申し出が届いていることを明らかにした。

その上で、「大学施設を使用する場合、アルバイトを失った学生に誘導などのバイトに入ってもらうことも検討している。何があっても学生に寄り添いながらサポート体制を強化していきたい」と述べ、ワクチン接種会場の提供に合わせて収入減に苦しむ学生を支援したいとの考えを示した。

文科省高等教育企画課によると、今月18日から全国の大学に対して、ワクチン接種会場としての使用について協力が可能か調査を進めており、医学部や歯学部のある大学には医師や看護師の協力が可能かどうかについても聞いているという。現在、集計結果を基に、具体的な依頼などについて検討している。

また、すでに多くの小中学校がワクチン接種の会場として使用され、キャンセルが出た場合は教員などに接種する運用も認められているが、大学のキャンパスを使用する場合も、できるだけ早く教育関係者の接種を進めたいとの考えを示した。

萩生田文科相は「当初はワクチン総数の見通しがつかないことなどから優先順位を決めてきたが、高齢者についてめどがついたら、冷静に考えていただいて優先順位を上げてもらいたいと思っている。すでに東京都などは消防士や警察官を別会場で接種するなど、いろいろな動きが出ており、教育関係者もできるだけ早く打たせていただいて、保護者などに安心を提供したい」と述べた。


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