児童生徒の感染者1万9962人 教職員は2637人

学校が本格的に再開した昨年6月から今年4月末までに、児童生徒の感染者は1万9962人、教職員は2637人となったことが5月28日、文科省の集計で分かった。3月下旬から再び増加傾向となっており、4月中旬には児童生徒・幼稚園児だけで1000人近くに上る週もあった。文科省の担当官は「基本的な対策は継続しながら、リスクを伴う活動は控えるということを徹底してほしい」と呼び掛けている。

児童生徒・幼稚園児の感染者数(出所:文科省「学校関係者における新型コロナウイルス感染症の感染状況について」)

児童生徒の感染者数は▽小学校 7070人、中学校 4687人、高校 7901人、特別支援学校 304人。教職員の感染者数を学校種別に見ると▽小学校 992人、中学校 591人、高校 828人、特別支援学校 226人――だった。児童生徒では50%が、教職員では77%が有症状だった。

児童生徒の感染経路(出所:文科省「学校関係者における新型コロナウイルス感染症の感染状況について」)

児童生徒の感染経路はいずれの学校種でも「家庭内感染」が最多で、小学校では78%に上った。一方、高校では他校種と比べて「学校内感染」が多く、24%となっている。高校ではまた「感染経路不明」も33%と、他校種より高い。教職員の感染経路は「感染経路不明」が56%と最も多く、「学校内感染」は12%だった。

同一の学校において複数の感染者が確認された事例は1757件(小学校 393件、中学校 381件、高校 934件、特別支援学校 49件)あり、そのうち5人以上確認されたクラスターの事例は386件だった。

文科省は4月28日に「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」を改訂。拡大している変異株(N501Y)について「従来株と比較すると、変異株の子供への感染力は強い可能性がある」としながらも「現段階では、15歳未満で明らかな感染拡大の傾向は見られない」とした。その上で「従来以上の危機意識を持って、感染症対策に取り組んでいく必要がある」と強調している。


ニュースをもっと読む >