大学でのワクチン接種、手順など通知 対象者拡大も明記

文科省は6月9日、大学で新型コロナワクチンの接種を行う場合の申請手順などについて、国公私立大学法人などに事務連絡を出した。政府が8日に大学や職場でのワクチン接種の申請を受け付ける専用のウェブ入力フォームを開設したことを受け、大学で実施する場合は文科省の検討チームに事前に相談すること、自大学の教職員・学生だけでなく近隣の教育関係職員などにも対象を拡大することなどを求めた。

政府は今月21日から、大学や企業などでのワクチン接種を開始することを可能としている。大学で接種を行う場合、文科省にこのほど設置した「大学等ワクチン接種加速化検討チーム」の大学班が各大学との連絡・調整を行うとしており、今回の事務連絡では専用フォームでの申請を行う前に、同班に検討状況を相談することとした。

事務連絡ではまた▽大学での接種は自治体での高齢者接種に一定のめどがついた段階で実施するもので、すでに自治体の要請を受けてワクチン接種に協力している場合は、引き続き自治体接種に協力すること▽ワクチン接種は希望する者のみに実施されるもので、接種される者の同意が必要であること▽自大学の教職員・学生の接種だけでなく、対象を拡大していく必要があること――などを明記した。

今後拡大する接種の対象としては▽自大学以外の大学・専門学校の教職員・学生など(ワクチン接種を義務化している海外の大学に、学位取得を目的とした留学を予定している者で、文科省が接種対象者として要請した者を含む)▽近隣の幼稚園、小中高、特別支援学校などの教育関係職員▽近隣に所在する住民――を挙げた。

政府は「(64歳以下への)一般接種の対象者の中で、企業や大学などの協力により職域を通じて接種を受けていただく方が増えてくることで、市町村が実施する一般接種もより受けやすくなり、接種が加速化することが期待される」としている。