操作ログは個人情報? GIGA端末が当面使用停止、名古屋市

GIGAスクール構想で市立小中学校に配布された学習者用端末について、名古屋市教委は6月10日、個人の操作ログを取得可能な状態にしていることが、市の個人情報保護条例に抵触する可能性があるとして、当面の間使用を停止する方針を通知した。

同市教委では、児童生徒が使用する端末について、なりすましの被害に遭うなどのトラブルに巻き込まれた際に対応できるようにするため、各端末のログイン・ログアウト時刻やファイル操作、アプリケーションの起動などの記録を取得し、サーバー管理者が確認できるようにしていた。

6月9日に開かれた市議会で、本人からの承諾を得たり、目的を明示したりしないまま、これらの情報を取得していることが、市の個人情報保護条例に抵触するのではないかと指摘があり、市教委では当面の間、端末の使用を停止することを決めた。

市教委では端末導入当初、この運用は個人情報の取得には当たらないと判断していたが、指摘を受けて、改めてこの運用が個人情報保護条例に抵触するのかどうかや対応策を検討する。

GIGAスクール構想への対応が遅れていた名古屋市では、現在、端末が配備されている小中学校は全体の45%程度にとどまるが、この影響で7万台の端末が配備されながらも使えない状態となる。

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