留学予定者のワクチン接種受付 全国26拠点、証明書も

文科省は6月15日、留学先でワクチン接種を求められる海外留学予定者に対し、大学拠点接種の中で接種を受けるための申請の受付を開始した。接種できる会場は15日午後2時時点で24大学・26拠点で、今年9月末までを予定している。萩生田光一文科相は同日の閣議後会見で「渡航が夏に迫っている中、ワクチン接種を理由に留学を断念し、人生における貴重なチャンスを失うことのないように、との配慮から始めるもの」と説明した。

留学予定者へのワクチン接種について説明する萩生田文科相

対象者は①渡航先でワクチン接種が必須とされている②「海外の大学での学位取得」または「日本の大学の留学が必須の課程での学位取得」のために海外の大学に渡航する必要がある③今年10月末までに渡航する必要がある④基本的には自治体や所属大学での接種などの代替手段がない――の4要件全てを満たす人。武田/モデルナ社のワクチンを使用するため対象者は18歳以上で、通常4週間の間隔をおいて2回目の接種を受ける。

卒業生など現在、大学に籍のない人が学位取得目的で留学する場合、まず文科省にメールで申請し、同省が接種会場を紹介した上で、申請者がその接種会場に直接予約をして接種を受ける。大学間交流協定に基づく留学の場合は、まず学生が所属大学に相談することとしている。

接種完了後には英語でのワクチン接種記録保有証明を文科相の名前で発行し、留学先に提示できる。萩生田文科相は「社会の発展をけん引し、グローバルに活躍する人材の育成のために、海外留学を後押ししていくことは大変重要。文科省としては、海外留学に意欲ある学生が安心して留学できるように努めたい」と述べた。

6月21日から7月上旬までに接種を開始する大学・拠点は▽東北大学(宮城県仙台市)▽日本体育大学(東京都世田谷区)▽慶應義塾大学(東京都港区)▽大阪経済法科大学(大阪府八尾市)▽長崎国際大学(長崎県佐世保市)▽近畿大学(大阪府東大阪市)▽日本体育大学(神奈川県横浜市)▽広島大学(広島県東広島市)▽大阪大学(大阪府吹田市)▽松本歯科大学(長野県塩尻市)▽鹿児島大学(鹿児島県鹿児島市)▽徳島大学(徳島県徳島市)▽日本歯科大学(東京都千代田区)。

接種開始時期を「調整中」としている大学・拠点は▽北海道医療大学(北海道石狩郡当別町)▽弘前大学(青森県弘前市)▽秋田大学(秋田県秋田市)▽東邦大学(千葉県船橋市)▽日本歯科大学(新潟県新潟市)▽藤田医科大学(愛知県豊明市)▽三重大学(三重県津市)▽朝日大学(岐阜県瑞穂市)▽京都先端科学大学(京都府京都市)▽神戸大学(兵庫県神戸市)▽鳥取看護大学(鳥取県倉吉市)▽九州大学(福岡県福岡市)▽久留米大学(福岡県久留米市)。


ニュースをもっと読む >