目の健康を楽しく学べる教材制作 授業活用へ無償提供

GIGAスクール構想によるデジタル端末の使用の増加で、子供たちの視力低下が懸念される中、大手製薬会社「ロート製薬」は、目の健康について楽しみながら授業で学べる小学校高学年向けの教材を制作し、6月から無償提供を始めた。同社のHPからダウンロードできる。同社は「目の健康について1コマの授業で楽しく学べる教材なので、子供たちの目を守るために学校現場で積極的に活用していただきたい」と呼び掛けている。

「ロートアイケアプログラム」から(ロート製薬提供)

同社が無償提供を始めたのは「ロートアイケアプログラム」。GIGAスクール構想でデジタル端末の使用が大幅に増えると予想される中、子供たちに目の大切さを自覚し、デジタル機器との付き合い方に必要な生活習慣を身に付けてもらおうと、ベンチャー組織「一般社団法人プロフェッショナルをすべての学校に」と共同で制作した。

プログラムは、小学校4~6年生が楽しみながら学べる内容ということで、2人1組でタブレットを使用する姿をお互いにカメラ機能を使って撮影し、画面との距離(30センチ以上)など姿勢をチェックしたり(画像参照)、画面内の2つの画像の間違い探しをしながら「夢中になりすぎて姿勢や距離が崩れていないか」をチェックしたりする。また、照度計アプリを使って、周りの明るさが500ルクス以上になるよう調整する内容も含まれている。

こうした学習を通して、タブレットの利用について、▽連続利用時間は30分まで▽30分に1回は遠くを見る▽20秒以上、画面から眼を離して目を休ませる――といった内容を身に付けられるという。45分間のプログラムで、総合学習の時間などを使って授業に取り入れてほしいとしているが、15分間ずつ3つのパートに分けてホームルームなどで活用することもできる。また、おまけとして、同社のキャラクターによる目が疲れたときの「アイケア体操」の動画も盛り込まれている。

同社は「GIGAスクール構想で目の健康が注目される中、子供たちに目の大切さを伝えたいとの思いからプログラムを開発した。使い勝手などを聞きながらブラッシュアップしていきたい」と話している。

今後、教育委員会などを通して活用を呼び掛けていく方針。同プログラムは同社HPの専用サイトからダウンロードできる。