文科省StuDX、教科別の事例公開 端末の使いどころ指南

GIGAスクール構想の1人1台端末を、授業のどの場面で使うと効果的か――。学校現場での端末利活用を支援している文科省のGIGA StuDX推進チームはこのほど、特設サイト「StuDX Style」を更新し、小~高での教科ごとの端末活用事例を公開した。チームリーダーを務める板倉寛企画官は「機能を使うことが目的化しないよう、どの場面で、どのような使い方をするとより良い教育ができるかという観点で参考にしてほしい」と話す。

特設サイト「StuDX Style」で校種・教科等ごとに公開(6月16日時点)

公開したのは小~高の各教科と、外国語活動(小)、特別の教科 道徳(小・中)、総合的な学習の時間(小・中)、総合的な探究の時間(高)、特別活動の事例。それぞれに「指導においてICTを活用する際のポイント」の解説が設けられており、特性に合わせ、ICTが効果的に活用できる場面を示している。

例えば国語科では、学習指導要領での学習過程を踏まえ、考えられるICT活用場面として▽情報を収集して整理する場面▽自分の考えを深める場面▽考えたことを表現・共有する場面▽知識・技能の習得を図る場面▽学習の見通しをもったり、学習した内容を蓄積したりする場面――を挙げている。

紹介されている国語科でのICT活用事例(同)

その上で、例えば「情報を収集して整理する場面」では「インターネットを活用して学習課題に関連する情報を調べ、集めた情報を内容に応じて整理する」、「自分の考えを深める場面」では「自分で考えたことを画面上の付箋に書き出し、その付箋を目的や意図に応じて分類する」など、具体的な活用イメージを提示している。

さらに、小学校2年生の国語での「学校のお気に入りの場所を1年生に紹介しよう」という具体的な活動を例に、端末を使って紹介したい場所を撮影する、紹介する事柄を短冊カードに書き出して説明の順序を考える、伝えたい事柄に合わせて声の大きさや速さなどを確認・工夫するなど、活動の一連の流れを示している。

紹介されている活用事例は全て、有料のソフトウェアやアプリを導入しなくても、標準的な機能で対応できるもので、「どの学校でも、誰でもできる事例を選んでいる」(板倉企画官)。GIGA StuDX推進チームでは今後も、教育効果が高まるようなICTの活用事例を共有していくとしている。


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